更新日付:2024年3月13日

75歳以上の高齢肺癌患者を対象として「ICI+ケモ」と「ICI単剤」を比較した前向き観察研究をご紹介します。(日本発のデータです)。

Immunotherapy or Chemoimmunotherapy in Older Adults With Advanced Non–Small Cell Lung Cancer

75歳以上の進行肺癌患者(分子標的薬の適応がある患者は除外)が対象、1,245人の患者が本研究に参加した。「ICI+ケモ」を受けたのは354人、「ICI単剤」は425人。Propensity score matchingした比較では、「ICI+ケモ」および「ICI単剤」を受けた患者は118人であり、「ICI+ケモ」と「ICI単剤」の全生存期間および無増悪生存期間に大きな差はなかった(OSのHR:0.98 (95% CI, 0.67-1.42; P = .90)、PFSのHR:0.92 (95% CI, 0.67-1.25; P = .59)。Grade 3以上のirAEは、「ICI+ケモ」で24.3%、「ICI単剤」で17.9%(P = .03)であった。

  

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