New England Journal of MedicineにFrailtyに関するレビューが掲載されています。
悪性腫瘍に限った内容ではありませんが、Frailtyの総説として一読の価値があります。
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<解説>
以下、要約です。
- Frailtyの評価を行うことで、患者の全身状態が評価でき、エビデンスに基づいた治療を提供するかが判断できる
- Frailtyの評価をすることは、治療の手控えを正当化するために行うのではなく、患者中心のケアを提供するために行うべき
- 治療の目的は、身体の回復力を高め、またfrailtyの原因となる因子を予防したり軽減したりすることを目指すべき
- 運動、栄養補給、高齢者総合機能評価など、臨床試験で効果が確認された介入は、日常的なケアでは必ずしも同じ効果が得られていないことがあります
- がんの治療や手術などのストレスが強い状況においては定期的なfrailtyスクリーニングが有用とされているが、一般診療での有用性はまだ明らかになっていない
なお、Frailtyとフレイルとfrailの違いについては以下の記事をご覧ください。